私の卵巣は危機的.....
(前回のお話)突然の激痛で救急車騒動はこちら🔻
腹痛がおさまらないのが不安でセカンドオピニオンへ
急患で運ばれた病院がどの先生もなんだかなあという感じだったので、
台湾人夫に信頼の置ける友人たちのアドバイスをもらってもらい、高雄で一番大きい別の大病院でこの腹膜炎の状況とまだ毎日続く激痛を再度訴えることに。
人気の病院で待ち時間が長すぎ!途中で耐えられなくなりまた急患へ行く羽目に......
三分に1回襲ってくる内臓が絞られるような痛み。(子宮とか卵巣ではなく胃のもっと上が痛むような気がするんですよね)
待合室では耐えきれず、結局急患へ飛び込みました。
痛み止めを打ってもらわなくてはいけないほどにまだ激痛が続いていました。
最初の救急車で運ばれたあの日からもう3日も経っているのに!
卵巣チョコレート嚢腫の血がずっと滲み出ているのが原因で、生理が終わるのを待つしかないとのこと。(これはかかった全ての先生がそういう判断でした)
結局この痛みは1週間ほどでいつの間にか治りましたが、治るまでは家でも毎日痛み止めを飲んでいました。
それからの生活が怖いったらない。立っていられなくなるので買い物もいけない、食事にもいけない。
紹介いただいた婦人科医師から不妊専門医師をさらに紹介されることに
要は、このまま嚢腫を放っておくと、今後いつかは妊娠したいと思っている私にとって影響があるかどうか専門医にかかったほうがいいからとのことでした。
同じ病院の婦人科でも先生によって専門分野が違うのですね。
ここで新しい先生の問診を受け、精密検査、採血、超音波などなど色々検査してもらった結果、嚢腫が敗れたための腹膜炎と正式に診断されました。
この時点で卵巣機能は普通よりだいぶ低下しており2.7、続いて卵管が正常かどうかを排卵の時期に再度超音波で見ましょうということになりました。
この時、またこんな話もしてくださり、妊活など全くしていなかった私たち夫婦が突然体外受精を始めることになったんです。
先生の説明はこう。
- チョコレート嚢腫を残したまま妊娠することはできるが、卵巣の機能などその他諸々の器官が嚢腫の影響によって妊娠できない状態でないことが条件になる。
- もし嚢腫を取り除かなければ妊娠できない状態であると判断したら、手術によってくっついている卵巣を傷つけ、この卵巣は使えなくなるかもしれない。なので先に採卵しておく必要がある。
次回の問診で検査結果を見て、どちらの方法がいいのか判断することに。
私の卵巣は危機的。ガーン
1週間後、排卵期になったので問診に行きました。
超音波によって、1つ卵胞が確認できたそうです。
しかしAMH(卵巣内にどれくらい卵子が残っているか)値は1.5でした。私の年齢(36)から見た正常値は2.8なので、普通よりもかなり少ないことに。
今取り出せる卵子はおそらく3〜5個だろうと。
手術でダメージを受けると全滅の可能性もありますし、早く妊娠しないと月日が経つごとにますます減ることに。
CA125は700以上、基準値は5〜36なのでありえない高さ、この結果により、先生は急いで嚢腫を切るほうがいいと診断されました。
しかし、先述のように、そうなると卵巣を傷つけるので、先に卵子を取り出すことになり、この時の先生の説明では、以下の順序で進めることを考えましょうということでした。
- 採卵
- 体外受精
- 受精卵冷凍
- チョコレート嚢腫手術
- 体の回復を6ヶ月待つ
- 受精卵を移植
とこういうわけで、私たち夫婦は突然の腹膜炎からの体外受精への流れとなったわけです.........
この後、翌月の月経がきました。
恐れていたあの悪夢がまた蘇る。。。。。
逃げ場のない、借金取りに追われているような(経験ない汗)この感覚。
非常に恐ろしかったです。
次回に続く............
この期間にかかった経費と使用薬剤
11/5 検査/診察費 570元
11/6 急患 注射/検査/薬剤費 850元
11/9 検査/診察費 1565元
11/16 検査/診察費 570元
(日本円レート:1元=約3.6円)
処方薬:
Flagyl(matronidazole) 250g/tab 感染症用(腹膜炎の原因が感染の恐れがあったため)
Doxycycline 100mg/cap 感染症用(腹膜炎の原因が感染の恐れがあったため)
Ponstan(250mg/cap) 強めの痛み止め